CLT CELL UNIT_01二階建てモデル棟
所在
佐賀県唐津市
建物の種類
その他
使用木材
CLT
面積
167.25m2
竣工年月
2022年3月
設計
意匠設計:(株) Sai Design Architect 構造設計:(株)日本システム設計
施工
(株)采建築社
銘建工業の担当範囲
材料納入
写真撮影:SAI グループホールディングス(株)/(株)SAI建築社
写真提供:SAI グループホールディングス(株)
CCU_01 二階建てモデル棟は、『CLT CELL UNIT』を4台使用、離隔配置して、2層連層した二階建てモデル棟です。1台のユニットが負担可能な約4倍床面積とブレースレス構造が特徴のフラグシップモデル棟で、全ての外壁面は耐力負担しない為、全面開口が可能です。2020年に個別プラン評定を取得済みであり、事務所、店舗、住宅など幅広く活用可能なコンセプトモデルです。
『CLT CELL UNIT』は、CLT材の柱壁、垂れ壁を日本古来の伝統技術である『蝶蟻(チキロック)』(雇さね)で強固に締結され、鉄骨架台上に鋼板挿入ドリフトピン接合で、一体化したユニット構造躯体です。CLTパネル材の接合に金物を全く使用しないことで、現し仕上げの美観確保が可能です。ユニット化による施工方法で単純化を図り、工期短縮が可能となって、かつ、建設業従事者/職人不足の問題の対策となり得るものです。ユニット利用と構成により、更なる高耐力化も可能であり、連結配置、離隔配置、さらには連層などにより、多様な利用が可能です。この『CLT CELL UNIT』をオープンプロダクトとして、コミュニティ形成し、皆で守り育て発展させ、価値そのものを新たにデザインして創造していくようなオープンイノベーションを可能とします。
◆CCU(=『CLT CELL UNIT』)コミュニティ形成について
『CLT CELL UNIT』は、まるで”LEGOブロック”のように、並べたり重ねたりする建築工法を可能にした構造躯体です。現在、「一般評定」取得の段階にあり、最終的には、「図書省略認定(大臣認定)」取得推進するものです。CCUをオープンプロダクトとしてコミュニティ形成して、全国の設計事務所や工務店様など、多くの方々に参画頂き活用しながら、共に発展させ創造することの出来る「構造躯体」です。CCUに使われる部材や壁・屋根パネルなど多様な部材パーツも協働開発等が可能であり、CCU関連商品としてラインアップ拡張されていきます。
by SAI GROUP HOLDINGS (株)